2014年02月27日

哺育器の中の大人

飛行機のなかで、伊丹十三+岸田秀の「哺育器の中の大人」を読む。

(伊丹)そうすると? やっぱり悪い奴が出てきて、そいつが暴虐の限りを尽くして、善人の方は我慢に我慢を重ねて、ある限界を突破すると突如として怒り狂って―

(岸田)そうですねえ―そして結局特攻精神が出てきて、最後には古代進という艦長代理が一人で傷ついた宇宙戦艦ヤマトを駆ってですね、一人、その、敵地で自爆するわけです。

(伊丹)ハハア―それは泣けますねえ(笑)

(岸田)そして、なんていうかねえ、捨て身の戦法が出てくるわけです。身を捨てて乗り込むというね―自分が盾になって敵弾を防いで戦死する奴が出てくるんですよ。こりゃ弁慶の立ち往生だと思いながら見ていましたが、変わらんですなあ、日本人というのは

というやり取りが印象的でした。
posted by 青木直史 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
古代は状況が状況なので話は別ですが、回天や桜花の乗組員も若者が主体というのは気に食わないですね。
頭の軽い(とも限らないが、)若者が年寄りの犠牲になり、年寄りがのうのうと暮らしているという意味で、日本の縮図に思えます。

アカデミックの世界を見ていて最近強く思います。研究しないならポスト空けろや、と。
Posted by ただ at 2014年02月28日 19:53
特攻させるなら、年寄りの方が費用対効果が優れていると思うので。。
Posted by ただ at 2014年02月28日 19:59
同じ価値観で考えていると、この世の中、どうしても若者にしわ寄せが来るようになっているんです。

学歴の高い人ほど、ほかの人とは違う価値観で考えることができるようになれば、最強の人になれますよ、というのが私のアドバイス。

岸田秀の「ものぐさ精神分析」がオススメ。スッキリしますよ。
Posted by 青木直史 at 2014年02月28日 21:37
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